2024年1月28日の礼拝宣教から

「神殿でのイエス」ルカによる福音書2章41-52節

津村春英牧師

 ルカの福音書だけに、主イエスの少年時代が描かれています。時には読み過ごしてしまいそうなところにも意義があります。イエスが12歳になった時も両親は過ぎ越しの祭りのためにナザレからエルサレムに上りました。帰路の途中で、イエスがいないことに気づき、引返してみると、神殿で律法学者たちと問答をしているのを発見します。そのやり取りを聞いていた人たちは皆、イエスの賢さと受け答えに驚嘆したとあります(2:46-47)。それから、イエスは両親と一緒にナザレに帰り、「両親にお仕えになった。」(51・聖書協会共同訳)とあります。下線部の原語は「ずっと従った」であり、イエスでさえ、両親に服従したというのです。また、「イエスは神と人から恵みを受けて、知恵が増し、背丈も伸びていった。」(52・聖書協会共同訳)とあり、決して、お生まれになった時から超自然の力を持っておられたのでなく、神との関わりとともに、人々との関わりによって成長して行かれたのだとルカは書いているように思えます。

 私たちも、視野の狭い、偏った信仰者であってはならず、神に仕えることは勿論のこと、人にも仕えることと、神と人から恵みを受けて成長していくことを心に銘記したいものです。