「すべての人のための福音」 ルカによる福音書2章1-14節
津村 春英 牧師
「福音」という語は明治期に聖書の訳語として入ってきますが、言語はエウアンゲリオンで「エウ」は良い、「アンゲリオン(アンゲリア)」はニュース、メッセージを意味します。「天使は言った。『「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。』」(ルカ2:10-11)の下線部の「告げる」はエウアンゲリオンの動詞形で、その良いニュースとは、「あなたがたのために救い主がお生まれになった」ことでした。この救いは、経済的、肉体的、精神的苦難、そして死の恐怖などの人生の苦難からの救いであり、罪からの救いです。「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」(ヨハネ16:33)と主イエス・キリストが言われたように、このお方の後に従って行くことによって救われるのです。
天の使いと満天の星たちが高らかに歌います。「御心に適う人に平和があるように」(cf.ルカ2:14)と。クリスチャンとは、字義的にはキリストに従う者(Christ+ian:語尾はラテン語が起源)です。御心に適う人とはキリストに従う者です。救い主イエス・キリストの御降誕を心から喜びたい!