「今、成すべきことは?」 ルカによる福音書12章49-59節
津村春英牧師
第97回選抜高校野球大会で、市立和歌山高校の生徒が宣誓しました。「みなさん、高校野球が好きですか。私たちは高校野球が大好きです。」では、私はこう言いましょう。「皆さん、大阪日本橋キリスト教会が好きですか」。
主イエスは弟子たちに言われました。「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである」(12:49)と。「火」は審判を表します(ルカ17:29; ユダ7など)。「しかし、わたしには受けなければならない洗礼(バプテスマ)がある。それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。」(12:50)と言われました。それは十字架の死の苦しみですが、弟子たちにはわかっていませんでした。他方、群衆にも、「偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」(同56)さらに、「あなたがたは、何が正しいかを、どうして自分で判断しないのか。」(同57)と言われました。
この主イエスの熱意のこもったお言葉を受けて、私たちも自分の生き方を考えてみましょう。自分にとって今はどんな時でしょうか。今、成すべきことは何でしょうか。神様はいつも私たちを見ておられます。決して孤独ではありません。信じて歩みましょう。