2023年2月26日の礼拝宣教から

「私の家は神と共にある」 サムエル記下23章1-7節

津村春英牧師

梅の香りが心地よい季節です。実梅は何本か違う種類の梅を傍に植えた方が、実が付きやすいそうです。色々な人の集うキリストの教会の私たちも、そのように豊かにされたいものです。

イスラエルの二代目の王、ダビデの一生は波乱万丈でした。エッサイの末子、羊飼いの一少年が、イスラエルの王に上り詰めるまで、数々の試練を経験しました。王になってからも、自らの至らなさゆえに、深い悔い改めを迫られることもあり、息子たちを失うというつらい憂き目も経験しました。そのようなダビデの生涯を締めくくる言葉が、「神を畏れて治める者は…雨の後、地に若草を芽生えさせる日の光。私の家は神と共にある。」(聖書協会共同訳23:3—5a)でした。ここでは、「私」ではなく、「私の家」が重要です。神に従い、神を畏れることの重要性のメッセージを息子ソロモンはじめ子孫に送っているのです。それはモーセの後継者、ヨシュアの最後の言葉、「私と私の家は主に仕える。」(聖書協会共同訳・ヨシュア記24:15)と響き合います。

私たちも、「神と共に」ありますか。十字架の死によって神への道を開いてくださった主イエスによって、「私の家は神と共にある」ことを求めてまいりましょう!