2022年11月20日の礼拝宣教から

「み言葉の力」  マタイ福音書8章5-13節  

津村春英牧師

ユーモアや笑いは私たちのストレスを軽減し免疫力を高めると言われます。「いのちの言葉」は私たちを癒し、養い、希望を与えてくれます。それは主イエスの言葉です。

紀元一世紀に、その「いのちの言葉」を求めた人がいました。彼は、ガリラヤ湖北西岸の町カファルナウムに駐留するローマ帝国の百人隊長でした。傭兵と思われますが、イスラエルの民(8:12御国の子ら)から見ると異邦人でした。実は彼のパイース(しもべ、あるいは男の子)は、体が麻痺していて(聖書協会共同訳以外は「中風」と表記するが死語)、ひどく苦しんでいました。彼は主イエスの権威(力)あるみ言葉を信じていたので、「ただお言葉をください。そうすれば私の子は癒されます。」(同8・聖書協会共同訳)と懇願したのです。主イエスは彼の信仰を称賛され、「帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。」(同13)と言われ、その時、彼のパイースは癒されたのです。

詩編に、「あなたの御言葉(みことば)は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯。」(119:105)とあります。厳しい現実ですが、日々、み言葉を信じ、み言葉によって歩みましょう。