2020年1月19日の礼拝宣教から

『招かれている人は誰か』 ルカによる福音書14章12-24節

牧師 津村春英

 昨日に続いて今日も大学入試センター試験が行われています。1990年から30年、共通一次学力試験(1979)から41年間実施されています。これは大学入学者の選抜のためであり、某大学に招かれてはいるものの、席に限りがあるからです。

 主イエスは、ご自分がこの世に来られたことを、「宴会」に例えられました。しかし、選民(すでに招待されていた人々)である当時のイスラエル人(ユダヤ人)は出席を拒否しました。宴会の準備ができた(イエスが来られた)との招きに対して、様々な理由を挙げて出席を拒みました。その結果、宴会の主人(神)は、席を埋めるため、本来は招かれるはずのなかった貧しい人々、障がいを負った人々、また、町の大通りや路地、町から出て行く街道や垣根に囲まれたところにいる人までも招くように指示しました。

 また、この宴会は「神の国での食事」(14:15)であり、そのミニチュア版は教会での「礼拝」と考えます。私たちは毎週、この宴会、礼拝に招かれているのです。今日も自分で教会に来たのではなく、神が招いてくださったのです。ご自宅から教会への往復時間を入れて、一週168時間のうち約2時間、わずか1パーセントあまりの時間です。この招きを、あなたは断ってよいのでしょうか? 何とかして礼拝に出席しましょう!