2019年1月6日の礼拝宣教から 

『キリストによる創造と和解』 コロサイ信徒への手紙1章9-23節

主幹牧師 津村春英

 2019年が始まりました。年賀状の交換は私たちに時に勇気を与えてくれますます。コロサイ書は、4:3にあるように伝統的にはパウロの獄中書簡と言われ、受信者はどれほど勇気づけられたことでしょうか。パウロは言います。「私たちも、このことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り、願っています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と洞察によって神の御心を深く知り、主にふさわしく歩んで、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善い行いによって実を結び、神をますます深く知るように。また、…御父に感謝するように。」(1:9-12聖書協会共同訳)。

 御父、つまり神は、御子イエス・キリストによって万物をお造りになりましたが、御子はその創造前に先立って生まれた者(プロートトコス)であり、御子はその体である教会の頭であり、神はこの御子のうちに満ち溢れるもの(プレーローマ)を宿らせ、その十字架の血によって平和をもたらし、万物をご自分と和解させ、聖なる、傷のない、とがめるところのない者としてあなたがたを御前に立たせてくださった、とあります。そして、「ですから、あなたがたは揺るぐことなく、しっかりと信仰に踏みとどまり、あなたがたが聞いた福音の希望から離れてはなりません。」(1:23聖書協会共同訳)とすすめています。これは現代に生きる私たちへのメッセージでもあります。今年も主の業に励みましょう!