「御子と御使い」 ヘブライ人への手紙1章5-14節
津村春英牧師
6月24日に相次いで発生したベネズエラ大地震で、106時間後に救出された青年が、「神が天使を遣わしてくださった。…懸命に活動してくださった救助隊の皆さんです。」と言ったそうです。
新約聖書で、「天使」と訳されているギリシア語アンゲロスの語義は「御使い」で、旧約聖書に始まり(例えば、創世記16:7; 19:1; 22:11; 31:11)、新約聖書に登場します。ヘブライ書には13回出てきますが、その背景に天使崇拝という民間信仰があったと思われます。御子と御使いを比較し、御子は、神の子(1:5)、御使いに礼拝される方(同6)、義しい永遠の王、油注がれた方:キリスト(同8,9)、変わることのない方(同12)、神の右に座しておられる方(同13)であるのに対し、「天使たちは皆、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになっている人々に仕えるために、遣わされた」(1:14)とあり、御使いは、人々のために神から送られた被造物(詩編48:2-5;コロサイ1:16)で、神ではありません。
みなさんは、今までにどれだけ多くの御使い(神から遣わされた人)に支えていただきましたか。十字架の贖いにより、今日あることを感謝し、自分も誰かのための御使いになることができればと思います。ただし、栄光と賛美は、主なる神に帰すべきです。