2024年8月11日の礼拝宣教から

「どう聞くか、御言葉」 ルカ福音書8章16-21節 

津村春英牧師

 お盆が近づいています。待っている家族のもとに帰り、親孝行をするときであり、仏教などでは、先祖供養のための行事がなされるときでもあります。このように、この時節は古来より家族を大事にするときとして過ごしてきました。他方、教会では毎週、神様に礼拝を献げることを通して、主にある家族として兄弟姉妹と交わりをもっています。

 ところで、8日に日向灘で発生した地震により、100~150年に一度起こると言われる巨大地震の発生が近くなったのではないかと、にわかに騒ぎ始め、南海トラフ地震臨時情報なるものが出されました。対象となる地域の人々の反応はどうでしょうか。まだ大丈夫だろうと思っていた人も、急いで逃げられるよう準備をしなければならない、本気で準備をしなければならないと、それぞれレベルは上がっています。

 主イエスは、すべてのものが明らかになる日が来ると警告されました。それは最後の審判の日が近いことを意味していました。それゆえ、神の言葉をどう聞くべきか、注意しなさいと言われたのです。そして、「神の言葉を聞いて行う人たち」(8:21)が、ご自分の家族だと言われたのです。私たちも神の言葉を聞くことにおいて、もう一つレベルをあげたいものです。