2024年3月31日の礼拝宣教から

「死は勝利にのみ込まれた」 コリント一15章50-58節

津村春英牧師

 違法賭博疑惑で、アメリカ大リーグに激震が走りました。「真実」の早期解明が求められています。国内では、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、野党は追及の手を緩めず、「真実」を引き出そうとしています。

 さて今日は、主イエス・キリストの復活を祝うイースターです。主の復活は「真実」なのか。マタイ福音書28章には、主の復活直後に、祭司長たちは賄賂を使って兵士たちに嘘の証言をさせているシーンが見られます。しかし、パウロは言います。「キリストが復活しなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお罪の中にあることになります」(コリント一15:17)と。そして、「死は勝利にのみ込まれた、…わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう。」(同54-57)と続けています。こうして、「わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです」(同58)と励ましています。 

 罪から来る死(ローマ6:23)は、私たちの最強にして最後の敵であるが、主の復活による勝利にのみ込まれたというのです。心から感謝し、将来を憂えることなく、それぞれ与えられている主の業に励みましょう!