「水よ、ぶどう酒よ、ああ聖霊よ」 ヨハネの手紙一2章7~11節
島田 巖牧師
イエス様と弟子たちがカナで婚礼に参加していた時、ぶどう酒が足りなくなるという予期せぬ状況が起こりました。そこでイエス様は「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われました。水がめに水を入れるというのは、大変な作業です。疑いもあったかもしれません。しかし、召し使いたちがそのようにした時に、水はぶどう酒に変わったのです。
当教会の創立者である河邊貞吉先生は、伝道も同じだと言われました。私たち人間は、水をかめに入れることはできます。例えば、祈りを込めてトラクトを配る。そのように水を満たすのです。その後のことは神様が成してくださいます。また、建物としての教会は、かめにすぎないものです。その中に集まる人間が何をしようとしているか、それこそが「教会」を成立させるのです。
イエス様は、人間が遭遇することに関心を持ち、責任を引き受け、希望を与えてくださるお方です。イエス様は、何かを変える力を持っておられるのです。
だから何とかして“聖霊に満たされ”てください。それも100%です。そうすれば、歌を歌うように語り合うことができる。人間的なぬくもりが生まれる。そこに人が集まって来るのです。「霊に満たされ、詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい」(エフェソ5:18-19)。 (文責:川﨑真奈)