2022年6月5日の礼拝宣教から

「愛によって働く信仰」 ガラテヤの信徒への手紙5章2-6節

津村春英 牧師

サンフランシスコから小型ヨットで太平洋横断単独無寄港の偉業を最高齢で達成された堀江健一氏(83歳)の航海中の通信手段は、衛星電話とアマチュア無線だったそうです。自分が今どこにいて、どこに進むべきか。キリスト者は、聖霊によって日々教えていただくことが必要です。

 パウロは、ガラテヤの教会に宛てて、「私たちは、霊により、信仰に基づいて義とされる希望を、心から待ち望んでいます。キリスト・イエスにあっては、割礼の有無は問題ではなく、愛によって働く信仰こそが大事なのです。」(5:5, 6・聖書協会共同訳、下線部は「聖霊により」の意)と書きました。神のみ前で「義とされる」ためには、割礼の有無が問題でなく、イエス・キリストの十字架の愛によって働く信仰こそが重要だというのです。

私たちは、今日、ペンテコステ(聖霊降臨)礼拝と創立119周年の記念礼拝を献げています。当教会の創立者・河邊貞吉師は、「聖霊を一度受けた者でも、満たされていなければ駄目である。…尊い大使命を全うするためには、聖霊なくして絶対不可能である…。」(『河邊貞吉説教集(1)』、昭和9年、pp.328-329)と説いておられます。聖霊に満たされて、キリストの愛をもっと深く知り、宣教の業に励むよう努めましょう!