「委ねられたものを守る」 テモテへの手紙二1章3-14節
津村春英牧師
先週、憲政史上初の親子二代で総理大臣をつとめられたF氏の訃報が伝えられました。かつて日中平和友好条約を締結した父君から委ねられたかのように、昨今の近隣大国との外交を憂慮し、「戦争をしないような外交でなければならない」と語っておられたのが印象的です。
使徒パウロは愛弟子テモテへの手紙の中で、テモテのことをいつも思い起こして神に感謝していると述べ(テモテ二1:3-5)、自分はイエス・キリストの福音宣教のために、神から宣教師、使徒、教師に任命され、そのために、苦しみを受けていると書いています(1:11-12)。それゆえに、テモテにも、「あなたに委ねられた良いものを、私たちの内に宿っている聖霊によって守りなさい。」(1:14聖書協会共同訳)と励ましています。「委ねられた良いもの」とは、パウロに倣って「御言葉を宣べ伝える」ことだと考えられます(4:2-5)。ただし、自分の力でなく、按手を受けたときに、内にいただいた神の賜物(1:6)、つまり聖霊(同7、力と愛と思慮分別の霊)によって、守りなさいと書いています。
今日は合同召天者記念礼拝を献げています。私たちにとって、主から委ねられた良いものとは何でしょうか。親から、信仰の先達から委ねられた良いものとは何でしょうか。今一度、考えてみましょう。