「年老いてもなお実を結ぶ」 詩編92篇1-16節
津村春英牧師
厚労省が9/1の住民台帳を基に発表したデーターによると、100歳以上の人は10万7677人ということです。超高齢化社会と言われて久しく、65歳以上の高齢者も約30%になっているようです。体力気力が低下していく中で、最期の日まで、どのように生き抜いていくかが真剣に問われています。
詩人は、「主よ、御業はいかに大きく 御計らいはいかに深いことでしょう。」(詩編92:6)と歌います。しかし、「愚かな者はそれを知ることなく 無知な者はそれを悟ろうとしません。」(同7)とあります。愚かな者とは神の愛を知らない者で、無知な者とはそれを悟らない者です。さらに、「年老いてもなお実を結ぶ 命豊かに、青々として。」(同15節・聖書協会共同訳)と歌います。詩編では、「わたしは生い茂るオリーブの木。神の家にとどまります。世々限りなく、神の慈しみに依り頼みます。」(52編10節)とあるように、長寿で成熟と収穫が数世紀にわたるものもあるといわれるオリーブの木に、人はなぞらえられていると考えます。
では、私たち人間は、年老いてどんな実を結ぶのでしょうか。神の愛は人の価値判断を超えたところにあります(イザヤ53:2-6;フィリピ2:6-8など)。私たちが結ぶ実も、人の価値判断を超えて、神が評価される実ではないでしょうか。